支台歯用のプライマーである「パナビア® V5 トゥース プライマー」に、リン酸エステル系モノマー「MDP®」を配合。歯質への高い接着力を有します。
人歯せん断接着強さ
【測定条件】
人歯#1000研磨面、被着面Φ3mm 、「パナビア® V5 トゥース プライマー」20秒処理
「パナビア® べニア LC」:被着体に「パナビア® べニア LC ペースト」を圧接し、20秒光照射
「パナビア® V5」:被着体に「パナビア® V5 ペースト」を圧接し、マージン部へ2方向から各10秒光照射
37°C水中浸漬1日後、サーマルサイクル負荷:4-60°C、3000回
測定装置:オートグラフAG-100kN(島津製作所)クロスヘッドスピード1mm/min
クラレノリタケデンタル(株)測定:条件により数値は異なります。
「パナビア® V5トゥース プライマー」を塗布した歯質との接着界面と「パナビア® V5 ペースト」が接触することで、重合が促進されます。これにより、界面の封鎖が期待できると同時に、歯質と補綴装置とを強固な接着により一体化させることが可能です。
また「パナビア® ベニア LC ペースト」も、「パナビア® V5 トゥース プライマー」を塗布した歯質との接着界面と接触することで、歯質と補綴装置を強固に接着させることが可能です。
補綴装置用のプライマーである「クリアフィル® セラミック プライマー プラス」は、各種補綴装置に良好な接着性を示します。
各種補綴装置へのせん断接着強さ(サーマルサイクル3,000回後)
【測定条件】
サンドブラスト処理(ジルコニア、チタン以外の金属、CAD/CAMレジン)、#1000研磨(陶材、ガラス、チタン)、被着面積5mmφ
被着体にセラミック プライマー プラス適用後、パナビア®V5を塗布して圧接し、マージン部へペンキュア2000で2方向から各10秒光照射
37℃水中1日浸漬してサーマルサイクル後(4-60℃、3000回)、測定
測定装置:オートグラフAG-100kN(島津製作所)クロスヘッドスピード:1mm/min
クラレノリタケデンタル(株)測定:条件により数値は異なります。
各種補綴装置へのせん断接着強さ(サーマルサイクル3,000回後)
【測定条件】
被着面処理
①#1000研磨、サンドブラスト処理(ジルコニア)、リン酸エッチング処理(陶材、ガラス)
②被着面Φ5mm 、「クリアフィル® セラミック プライマー プラス」による処理
被着体に「パナビア® べニア LC ペースト」を圧接し、20秒光照射
37°C水中浸漬1日後、サーマルサイクル負荷(4-60°C)3000回を測定
測定装置:オートグラフAG-100kN(島津製作所)クロスヘッドスピード:1mm/min
クラレノリタケデンタル(株)測定:条件により数値は異なります。
「パナビア® V5」と「パナビア® ベニア LC」共に、支台歯側には青いキャップの「パナビア® V5 トゥース プライマー」、補綴装置側には白いキャップの「クリアフィル® セラミック プライマー プラス」を使用するシンプルな構成です。
バランスの良いペースト
「パナビア® ベニア LC」は、主にラミネートベニア接着に使用する光重合型※1の接着性レジンセメントです。ラミネートベニア接着の各ステップにおいて、扱いやすいバランスの取れたペースト性状を実現しました。
ペースト塗布
支台歯への接着
余剰ペーストの除去
※1 補綴装置の素材及び厚みに条件があります。添付文書をご確認ください。
※2 詳しい使用方法は添付文書をご確認ください。
「ユニバーサル」を基調として、透明性、彩度、明度、遮蔽性をそれぞれ高めた4~5色のシェードラインナップから、症例に合わせてお選び頂けます。
硬化物の色調が安定
“アミンフリー”の化学重合触媒※を導入。
アミンを触媒成分として含有する当社従来製品と比較して、優れた色調安定性を発現します。
※「パナビア® ベニア LC」は光重合型のため、化学重合触媒を使用していません。
硬化物の色調安定性
【測定条件】
厚さ0.25mm、70℃水中浸漬後、白背景で測定
測定装置:分光色差計 SE6000(日本電色)、光源:D65/2
クラレノリタケデンタル(株)測定:条件により数値は異なります。
※ 添付文書記載の化学重合開始剤、重合促進剤を指す
良好な滑沢耐久性
「パナビア® ベニア LC」は、滑沢耐久性に優れ、歯ブラシ摩耗による光沢の減少を低減しています。
歯ブラシ摩耗試験による光沢度の変化
【測定条件】
試験片φ10mm、厚み2mm。
#1000から#3000の耐水研磨紙にて表面を平滑化の後、ラッピングフィルム(3μm、ピンク)で最終研磨を行い研磨面の初期光沢度を60%前後の状態に研磨。
○歯ブラシ摩耗(荷重250g、30回ストローク/分、10wt%歯磨剤を用いて40,000回後の光沢度を測定※)
※光沢計VG 2000(日本電色工業)を用い、角度60°で測定
クラレノリタケデンタル(株)測定:条件により数値は異なります。