YML 仕上げ例

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「ノリタケ ® カタナ ® ジルコニア」YML は、最終仕上げ方法によって、質感や色調が異なります。下記を参照の上、症例や用途に合わせて、最終仕上げ方法をご選択ください。

Case1. 最終仕上げ:研磨法

【使用材料】 「ノリタケ カタナ® ジルコニア」YML(A3)、「パールサーフェス® Z」

【手順】
通法にしたがい歯冠全体を研磨します。


パールサーフェス® 一般医療機器 歯科用研磨器材 医療機器届出番号 : 15B1X10001090009
・「パールサーフェス」は株式会社クラレの登録商標です。

Case2. 最終仕上げ:グレーズ法

【使用材料】 「ノリタケ カタナ® ジルコニア」YML(A3)、「セラビアン® ZR」FCペーストステイン Clear Glaze

【手順】
陶材の築盛量、ジルコニアの厚みを確認します。対合歯とジルコニアフレームの接触部位を研磨し、研磨部位を除いた歯冠表面は50~70μmのアルミナによるサンドブラスト処理を0.2MPa(2気圧)で行います。その後、10分間の超音波洗浄(アルコール又はアセトン)又はスチームクリーナー洗浄を行います。その後、陶材のグレーズを添付文書にしたがい塗布し、焼成します。

Case3. 最終仕上げ:陶材併用法(ステイン使用)

【使用材料】 「ノリタケ カタナ® ジルコニア」YML(A3)、「セラビアン® ZR」FCペーストステイン Dark Gray, Glayish Blue, Cervical 2, A

【手順】
陶材の築盛量、ジルコニアの厚みを確認します。対合歯とジルコニアフレームの接触部位を研磨し、研磨部位を除いた歯冠表面は50~70μmのアルミナによるサンドブラスト処理を0.2MPa(2気圧)で行います。その後、10分間の超音波洗浄(アルコール又はアセトン)又はスチームクリーナー洗浄を行います。その後、陶材の添付文書にしたがい築盛(もしくは塗布)し、焼成します。(積層法)

Case4. 最終仕上げ:陶材併用法

【使用材料】 「ノリタケ カタナ® ジルコニア」YML(A3)

【手順】
陶材の築盛量、ジルコニアの厚みを確認します。対合歯とジルコニアフレームの接触部位を研磨し、研磨部位を除いた歯冠表面は50~70μmのアルミナによるサンドブラスト処理を0.2MPa(2気圧)で行います。その後、10分間の超音波洗浄(アルコール又はアセトン)又はスチームクリーナー洗浄を行います。その後、陶材の添付文書にしたがい築盛(もしくは塗布)し、焼成します。(積層法)


【使用材料】 「ノリタケ カタナ® ジルコニア」YML(A3)、「セラビアン® ZR」トランスルーセント Tx(ウォッシュベイクとして使用)、
「セラビアン® ZR」インターナルステイン Incisal Blue1, Incisal Blue 2, Gray, Cervical 2, A、「セラビアン® ZR」ラスター LT0

【手順】
陶材の築盛量、ジルコニアの厚みを確認します。対合歯とジルコニアフレームの接触部位を研磨し、研磨部位を除いた歯冠表面は50~70μmのアルミナによるサンドブラスト処理を0.2MPa(2気圧)で行います。その後、10分間の超音波洗浄(アルコール又はアセトン)又はスチームクリーナー洗浄を行います。その後、陶材の添付文書にしたがい築盛(もしくは塗布)し、焼成します。(積層法)