「ノリタケ ® カタナ ® ジルコニア」YML は、最終仕上げ方法によって、質感や色調が異なります。下記を参照の上、症例や用途に合わせて、最終仕上げ方法をご選択ください。
Case1. 最終仕上げ:研磨法
【使用材料】 「ノリタケ カタナ® ジルコニア」YML(A3)、「パールサーフェス® Z」
【手順】
通法にしたがい歯冠全体を研磨します。
Case2. 最終仕上げ:グレーズ法
【使用材料】 「ノリタケ カタナ® ジルコニア」YML(A3)、「セラビアン® ZR」FCペーストステイン Clear Glaze
【手順】
陶材の築盛量、ジルコニアの厚みを確認します。対合歯とジルコニアフレームの接触部位を研磨し、研磨部位を除いた歯冠表面は50~70μmのアルミナによるサンドブラスト処理を0.2MPa(2気圧)で行います。その後、10分間の超音波洗浄(アルコール又はアセトン)又はスチームクリーナー洗浄を行います。その後、陶材のグレーズを電子添文等にしたがい塗布し、焼成します。
Case3. 最終仕上げ:陶材併用法(ステイン使用)
【使用材料】 「ノリタケ カタナ® ジルコニア」YML(A3)、「セラビアン® ZR」FCペーストステイン Dark Gray, Glayish Blue, Cervical 2, A+
【手順】
陶材の築盛量、ジルコニアの厚みを確認します。対合歯とジルコニアフレームの接触部位を研磨し、研磨部位を除いた歯冠表面は50~70μmのアルミナによるサンドブラスト処理を0.2MPa(2気圧)で行います。その後、10分間の超音波洗浄(アルコール又はアセトン)又はスチームクリーナー洗浄を行います。その後、陶材の電子添文等にしたがい築盛(もしくは塗布)し、焼成します。(積層法)
Case4. 最終仕上げ:陶材併用法
【使用材料】 「ノリタケ カタナ® ジルコニア」YML(A3)
【手順】
陶材の築盛量、ジルコニアの厚みを確認します。対合歯とジルコニアフレームの接触部位を研磨し、研磨部位を除いた歯冠表面は50~70μmのアルミナによるサンドブラスト処理を0.2MPa(2気圧)で行います。その後、10分間の超音波洗浄(アルコール又はアセトン)又はスチームクリーナー洗浄を行います。その後、陶材の電子添文等にしたがい築盛(もしくは塗布)し、焼成します。(積層法)
【使用材料】 「ノリタケ カタナ® ジルコニア」YML(A3)、「セラビアン® ZR」トランスルーセント Tx(ウォッシュベイクとして使用)、
「セラビアン® ZR」インターナルステイン Incisal Blue1, Incisal Blue 2, Gray, Cervical 2, A+、「セラビアン® ZR」ラスター LT0
【手順】
陶材の築盛量、ジルコニアの厚みを確認します。対合歯とジルコニアフレームの接触部位を研磨し、研磨部位を除いた歯冠表面は50~70μmのアルミナによるサンドブラスト処理を0.2MPa(2気圧)で行います。その後、10分間の超音波洗浄(アルコール又はアセトン)又はスチームクリーナー洗浄を行います。その後、陶材の電子添文等にしたがい築盛(もしくは塗布)し、焼成します。(積層法)