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事業概要

当社の研究開発から生まれた接着技術。
リン酸エステル系モノマー「M D P ®」の優れた耐久性とメカニズムは、現在の歯科医療に貢献していきます。

1970年代初頭、薬液によって、う蝕歯質を無痛で選択的に除去する「GK-101」システムを技術導入し、充填材料を含めて歯科治療システムを確立しようとしたことが当社の歯科事業参入の始まりでした。このシステムの特長を最大限に活かすため、保持形態のない窩洞に『接着』する材料が不可欠との認識のもと、接着技術の研究開発に取り組み、リン酸エステル系モノマー「Phenyl-P」を発明しました。その後もより高度な接着性モノマーを目指して、分子構造レベルで接着性モノマーの化学構造を解析して最適化を進め、当社の接着技術を集約したリン酸エステル系モノマー「MDP®」を完成するに至りました。リン酸エステル系モノマー「MDP®」は、セメントでは1983年発売の「パナビア® EX」、ボンディング材では1984年発売の「クリアフィル® ニューボンド」以降、当社の接着製品に配合されています。リン酸エステル系モノマー「MDP®」が配合された当社接着製品は、歯質のみならず、金属やジルコニアに対しても高い接着強さを示し、口腔内のような湿潤下においても耐久性に優れています。

高級陶磁器食器製造で培った、セラミック製造技術を応用。
自然な色調表現に力を入れています。

私たちは、審美修復用途の新素材研究開発にも力を入れています。技術の基本となるのは、株式会社ノリタケカンパニーリミテドの高級陶磁器食器製造により培ったセラミック製造技術。1 9 3 9年、日本で最初の歯科用石こうの工業化に成功して以来、「ノリタケスーパーポーセレンAAA」をはじめ、埋没材や金属など審美修復を支える製品を提供しています。近年ではCAD/CAM関連機材やジルコニアディスク、ジルコニア専用陶材の製造・販売も開始。これからも私たち、クラレノリタケデンタルは、医療現場の声に耳を傾け、患者様のQOL向上を目標に製品開発を続けてまいります。