前臼歯クラウン、ラミネートべニア、インレー、アンレー修復
下記に示すジルコニアの最小厚み※を確保しながら修復物をデザインします。また禁忌となる形態に該当しないか確認します。
※築盛する陶材の厚みを含まないジルコニアのみの厚み。
■ジルコニアの最小厚み
前歯クラウン
- ラミネートベニア※
- 臼歯クラウン
- インレー
- アンレー
※0.4mm以上はグレーズ、研磨で仕上げる場合の厚みです。陶材を築盛する場合は、0.8㎜以上確保してください。
- 前歯クラウン
- ラミネートベニア
- 臼歯クラウン
- インレー
- アンレー
■禁忌となる形態
ジャンピング
マージン
ディープ
ショルダー
ナイフエッジ
アンダーカット
鋸刃状
マージン
ガイドグルーブ
保持孔形成
非テーパー
支台
尖った
隅角形成
高低差大
ブリッジ・連冠修復
- 1) 連結部の調整では、ディスク形状の切削器具で鋭利な切れ込みを入れないでください。
- 2) UTML/STMLでは延長ポンティックを含むブリッジには使用しないでください。
- 3) MLでは、ブリッジ内のポンティック数を2歯までとし、2歯のポンティックが連続する場合はポンティック間の連結部断面積を12mm2以上としてください。また延長ポンティック数は1歯までとし、連結部断面積を12mm2以上としてください。
用途 | ||||||
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前歯 | 2-3本連結 | ○ (12mm2以上) |
○ (12mm2以上) |
○ (7mm2以上) |
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4本連結以上 | × | × | ○ (9mm2以上) |
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臼歯 | 2-3本連結 | △ 小臼歯のみ適用 (16mm2以上) |
○ (16mm2以上) |
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4本連結以上 | × | × |
( )内は連結部の断面積サイズ
○:適用 △:一部適用 ×:適用不可