製品特長

管理医療機器 歯科切削加工用レジン材料
医療機器認証番号:308ABBZX00001000

カタナ® アベンシア® P プラス

大臼歯CAD/CAM冠※の適用範囲拡大

■歯科治療のデジタル化の推進

CAD/CAM冠及びCAD/CAMインレーに係る大臼歯の咬合支持要件の見直し

2026年6月診療報酬改定により、CAD/CAM冠用材料(Ⅲ)の大臼歯におけるCAD/CAM冠およびCAD/CAMインレーの適用範囲が拡大されました。
咬合支持要件などが撤廃されたほか、第三大臼歯および後継永久歯が先天的に欠如している乳歯に使用する場合も算定可能となりました。


※CAD/CAM冠用材料(Ⅲ)または(Ⅴ)
● CAD/CAM冠
[算定要件(抜粋)]
以下のいずれかに該当する場合に算定する。

イ 前歯又は小臼歯に使用する場合

ロ 第一大臼歯又は第二大臼歯にCAD/CAM冠用材料(Ⅲ)を使用する場合(当該CAD/CAM冠を装着する部位の対側に大臼歯による咬合支持がある患者であって、以下のいずれかに該当する場合に限る。)

① 当該CAD/CAM冠を装着する部位と同側に大臼歯による咬合支持があり、当該補綴部位に過度な咬合圧が加わらない場合等

② 当該CAD/CAM冠を装着する部位の同側に大臼歯による咬合支持がない場合は、当該補綴部位の対合歯が欠損であり、当該補綴部位の近心側隣在歯までの咬合支持がある場合

ハ 歯科用金属を原因とする金属アレルギーを有する患者において、CAD/CAM冠用材料(Ⅲ)を大臼歯に使用する場合

ニ 大臼歯にCAD/CAM冠用材料(Ⅴ)を使用する場合

【CAD/CAMインレー(1歯につき)】 750点
● CAD/CAM冠
[算定要件(抜粋)]
以下のいずれかに該当する場合に算定する。

イ 前歯又は小臼歯に使用する場合

ロ 大臼歯にCAD/CAM冠用材料(Ⅲ)又はCAD/CAM冠用材料(Ⅴ)を使用する場合



(削除)


(削除)


ハ 後継永久歯が先天的に欠如している乳歯に使用する場合


ニ(削除)

【CAD/CAMインレー(1歯につき)】 770点
※咬合支持要件:CAD/CAM冠と同様の見直しを行う。

シェードラインナップを追加し、幅広い症例に対応

今回追加シェードとして、OE・A1・A4の3種類の色調を追加。
クラウン・インレーを含めた幅広い症例に対応できるようになりました。

追加シェード

・A1(明度の高い症例に対応)

・A4(色調の濃い症例に対応)

・OE(インレー用途・高透明)

追加シェード

※セレック用はOEシェードのみの追加となります。

新たにインレー用のOEシェードをラインナップ

OE(オクルーザルエナメル)は、特にエナメル質が厚く存在する大臼歯のインレー修復向けに開発された高透過性シェードです。高い透明性と適切な明度・彩度により、修復物と窩洞マージンの境界を目立ちにくくするとともに、周囲歯質の色調や窩洞形態に自然に調和します。

人工歯への色調適合比較※

窩洞形態(参考)

A2窩洞

A3窩洞

A3.5窩洞

※ 人工歯を用いたシミュレーションであり、天然歯の色調とは異なります。
模型製作:カナレテクニカルセンター山田和伸先生 窩洞形成:歯科佐藤 横浜鶴見 佐藤洋平先生

CAD/CAM冠大臼歯修復に対応した高強度ブロック

高い曲げ強度と優れた滑沢耐久性を両立するために、複数の無機フィラーを高密度に配合しました。
さらにフィラー分散性の向上により破壊応力を高め、破折リスクの低減を実現、加えて物性の最適化により対合歯にも配慮した設計としました。

高密度配合イメージ

複数の微細な平均粒子径を有する不定形フィラー※1と超微細粒子フィラー※2、およびそれらをクラスター化したフィラーを組み合わせることで、高密度化を実現しました。

※1表面処理バリウムガラス
※2シリカ(表面処理軽質無水ケイ酸)

フィラー分散性向上による破折リスクの低減

TC50,000後の咬合負荷試験(下図)において従来品に比べて破壊応力が優位に大きく、長期的な壊れにくさが期待されます。

破壊応力の比較(N)

試験条件:
①TC50,000後の試験片(大臼歯クラウン)をチタン製支台歯にセットした。セメント接着:無し②支台歯にセットした試験片の上にφ9.5 mm鉄球 を載せた後、オートグラフにてクロスヘッドス ピード0.2 mm/min にて圧縮応力をかけてクラ ウン破壊を実施し、破断応力を測定。(N=10)

物性の最適化により対合歯にやさしい設計に

ラインフェルダー試験(下図)において、「カタナ® アベンシア® P プラス」は従来品に比べ、対合歯摩耗量が低減しています。

対合歯摩耗量の比較(μm)

○観察方法
ラインフェルダー試験
<試験条件>
・試験荷重:15.6 kg/c㎡
・試験回数:10万回
・試験環境:室温水中下
表面粗さ計を用いて牛歯の摩耗断面を測定し、得られた断面曲線より摩耗深さを算出する。